キャットフードの原材料(鶏脂肪)

キャットフードの成分表を見ると、「鶏脂肪」と記載されているものが少なくありません。鶏脂肪とは、食用に使用される動物性脂肪のひとつです。鶏肉を切り分ける際に出る副産物には、油脂が多く含まれています。この油脂を加熱して精製されたものが、鶏脂肪です。
この油脂の搾りカスを乾燥して加工したものが、ミールや肉粉になり、ペットフードや家畜の飼料として利用されています。

猫は炭水化物を多く必要としません。人のように炭水化物がメインのエネルギー源としていないのです。その代わり、貴重なエネルギー源となるのが動物性の脂肪です。つまり、脂肪はネコちゃんにとって、タンパク質に次ぐ大切な栄養素となります。

動物性の脂肪としては、牛脂や豚脂がありますが、鶏脂肪は、これらに比較して不飽和脂肪酸のリノール酸やオレイン酸が多く含まれています。さらにオメガ3系のα-リノレン酸も1%含まれています。不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減少させる効果があるので、動脈硬化の予防にもなります。不飽和脂肪酸は体内では生成されないので、食物から摂取する必要があります。

また、牛脂や豚脂は常温では固形ですが、鶏脂肪はペースト状になっています。そのため、ドライフードに絡みやすく、ドライフード独特のパサパサ感が少なくなり、ネコちゃんの食いつきが良くなります。

鶏脂肪は、素材も明確なので安心な成分と言えますが、ひとつ注意したい点があります。ペースト状の鶏脂肪は酸化しやすいので、酸化防止剤が不可欠です。トコフェノール(ビタミンE)などの自然由来の酸化防止剤なら問題はありませんが、BHA、BHTなどの発ガンが疑われているような添加物には注意が必要です。

鶏脂肪は、風味が加わるのでラーメンなどにも使われています。ネコちゃんにとっても味気のないドライフードよりは、風味のあるドライフードは食欲をそそるものです。そのため、鶏脂肪は多くのキャットフードやプレミアムキャットフードなどにも配合されています。

愛猫が元気よくキャットフードを食べる姿を見るのは嬉しいものです。そのためには、キャットフードの成分を理解して、より良いキャットフードを選ぶようにしましょう。

(引用元)
安全な原材料について
http://www.papermilltheatre.org/origin.html
獣医のおすすめする食事療法
http://cafebona.jp/jyuui.html